7巻 ラジコン決戦!の巻

初期の7巻のレビューです。初版が79年でした。最近のこち亀しか知らない人からすると、両さんってこんな顔なの?という頃の絵柄です。

 

  • 執念の追跡の巻 
    しょっぱなから、中川と両津が派出所裏で射撃の練習(実弾)をしているというクレイジーな展開。中川のカウンタックに、ヒットさせています。
    最終的に派出所自体を泥棒に盗まれる・・というお話。

  • ふるさとは遠かったの巻 
    両さんが浅草で外国人のガイドを引き受けってしまって。。。こちらも車内で発砲しまくるという、最近のこち亀ではありえない、クレイジーさ。表紙が昔の浅草の感じでいいです。

  • 未婚の父の巻 
    部長の娘の彼氏が派出所に挨拶にやってきて、、
    父親のふりをする両さん。面談のシーンがおもしろいです。

  • ラジコン決戦!の巻 
    スリーサイズを尺で言っているのが、時代を感じます。。ラジコンマニアに作らせた、両さんロボットが暴走して「金!女!」と発砲しまくっているところは印象的です。

  • ボーナスさんこんにちは・・・の巻 ★★★★
    扉絵が劇画タッチで。渋いです。ボーナスが現金支給なのも、時代を感じますね、今では振り込みが当たり前なので。お金なんて所詮紙切れよ!と開き直りつつも、「1万円落ちているぞ」と言われると慌てて拾ってしまう両さん

  • 派出所売りますの巻 
    中川のカウンタックを30円で売ってしまう・・・

  • マシンガンの男!?の巻 
    会議中に競馬の中継をこっそり聞いている両さん。部長の話に対して「いいぞ!いけ!」みたいな掛け合わせは、アンジャッシュのコントの走りみたいですね。ひょんなことからヤクザの抗争に巻き込まれて、マシンガンを打ちまくり。町の背景の看板、注目してみるとおもしろいです。

  • ポラロイド!?の巻 
    珍しく、警官らしい犯人追跡の話(笑)警察官なのに。犯人の車がイオタです。それを追跡する中川のカウンタック。バブリーです。
  • クリスマス戦争・・・の巻 ★★★★
    中川の家のクリスマスパーティーに行く両さん達。さすが中川だけあって、有名人が家に来ています。フランクシナトラ、アランドロン、ピンクレディーとか。
    「SとNとMが大麻を吸っている!」なんて今書いたら確実に怒られるでしょうね(笑)扉絵には、ありえない車が走っているので、見てみてください。

    というわけで、いろいろ楽しみどころのある7巻でした。このころは、コマの隅とか、背景に細かいネタがあって、おもしろいですね。